トンネル 闇に鎖された男
初公開: 2016年
監督: キム・ソンフン
主演:ハ・ジョンウ、ペ・ドゥナ、オ・ダルス
原題:Tunnel
★★☆☆☆
友達から「面白いよ!」と噂を聞いたので観てみた!オープニングの、トンネル崩落シーンはすごかった!おのずと期待がふくらんだのだけど…
まぁ場面が暗いトンネルの中という事情があるので、飽きさせないのは難しいとおもう。その成果、さまざまな仕掛けは用意されていた!主演のハ・ジョンウさん演じる、車のディーラーの男は娘の誕生日ケーキを買って車で自宅へ向かう途中のトンネルで、崩落事故に巻き込まれる!
他に事故にあった人いないの?という疑問は当然わくので…若い女性が出てくる。その女性は死んじゃうんだけど、一緒にいたパグ犬がかわいい!
最初に娘に犬をねだられていたクダリがあるので、当然のごとく、「最後は助かってこの犬を飼うんだろうな~」と誰もが予測できるあたりが、かなり残念ではあった!
妻役のぺ・ドゥナちゃん。やつれ顔がこれほど似合う女優さんいないな~と思っていたら、全編ノーメイクで撮影したらしい!すごい女優根性だわ!
それと…警察官を演じたオ・ダルスさんがよかった!最初はダメダメ感を漂わせていただんだけど、どんどん主人公との心の交流が生まれて、絶対助ける!という信念が生まれていくあたりの表現がよかった!
まぁいろいろあるけど…序盤の死んだ女性はもう全然触れられてないし、犬の必要のためだけの出演だったのが見え見えで、不必要だったと思う!そうやってダラダラ進んだばっかりに、最後に一気に時間が経って、急ぎ足にならざるを得なくなった。そのせいか、一か月ほどもトンネルに閉じ込められた被害者の悲壮感がもうひとつ伝わらなかった!
普通生きてないでしょ!って思うんだけど、最後に救出されたとき、オ・ダルス演じる警察官に「お前ら全員クソだ!」ってつぶやいて、タンカーの中から親指たてるところなんて、もうアメリカ映画かぶれっぽくて見てて恥ずかしかった!
いろんな意味で残念な映画だったかしらね~
ってなわけで、辛口すぎるけど、★2つはペ・ドゥナちゃんとオ・ダルスさんの分(笑)