傷だらけのふたり
監督:ハン・ドンウク
製作年:2014年
キャスト:ファン・ジョンミン、ハン・ヘジン
原題:남자가 사랑할 때
★★★☆☆
なんとなく「雰囲気」があって割と好きです。
というより、ファン・ジョンミンとハン・ヘジンの演技力でぐぐぐっと持っていかれた印象ですね~
ヤクザで高利貸しの取り立て博打を生業にしていたテイルが、死に瀕した借主を訪ねて病院へ行ったとき、看病する娘のホジョン(ハン・ヘジン)に出会った!そして一目ぼれ…
テイルは親分に頼み込んで、この債券を譲り受け、自分と会うごとで債権を返すと約束する。
テイルがそもそもホジョンを好きになった過程がやっぱり曖昧で、「あれ?急になに?」ってう違和感を覚えます。
現実には人が人を好きになるとき、一目見て!っていうよりじわっと時間の経過にともなって愛情が増していくんだけど、やっぱり2時間ほどの映画のしかも序盤でそれを丁寧に描くのは難しいですよね…
最初は拒絶していたホジョンだけど、少しづつテイルの人柄を知り気持ちが変わっていく…そして二人は結ばれ、ホジョンは結婚を望むように…
テイルはホジョンとの生活のためにヤクザから足を洗う決心をするんだけど、二人でチキンの店を開くための資金ぐりもあって、最後の大仕事に手を染めてしまいます。結局、仲間に裏切られ刑務所へ!
出所したテイルをホジョンは冷たくあしらうのですが…実は…
テイルは不治の病を患っていて、そのために早期出所したのでした。
またまた不治の病系か…とちょっとがっかりはするんだけど、二人の演技力で素敵な映画に仕上がっていると思います。最終的にテイルは死んじゃうんだけど、もっと他の結末でもよかったかな~と思ったりして。
最後のシーンなんだけど…
男の人の後ろ姿…「え?これだれ?どこ?」と疑問が残ります。たぶんテイルが夢見たホジョンとの新生活?を表現しているんだろうと思うけど、どうかな~ホジョンとパパのシーンで終わってよかったかも…