ワン・デイ 悲しみが消えるまで
原題:어느날(ある日)
監督:イ・ユンギ
公開:2017年
キャスト:キム・ナムギル、チョン・ウヒ、ユン・ジェムン
★★★☆☆
映像がとっても美しかった。
何より!「普通の人」役のナムギルさんは、わたし的にはかなりレアだと思いました!普通のサラリーマンなんです(笑)
だけど…ちょび髭はあり!
ナムギルさんは、ちょび髭がないと顔がのっぺりしちゃうから髭はマストなんだと、以前インタビューで言ってた気がします。
妻を病気で亡くした主人公ガンスは、その悲しみから立ち直れないでいる。まだ妻の仕事部屋にすら入れないほど…保険会社の調査員という仕事の中で、ある案件の担当を任されることに…
まだ若い女性、タン・ミソは交通事故で植物状態に…加害者側の意向でなんとな示談に持ち込みたいと、病室を訪れた主人公に、若い女性が話しかけたきた!
ミソの生霊だった!!!
主人公の目にしかタミは見えない。ミソを演じるチョン・ウヒさん、私はほぼほぼ初見だけどかわいい!霊的なものなんだけど明るくてかわいいから、この映画は救われている気がする。
ミソは本来は全盲だけど、生霊のなると目が見える!それで初めてみる世界が美しくて興味深々で、ガンスにおねだりをして連れ出してもらう。最初はとまどっていたガンスも、だんだんミソを探すように…でも、ミソは主体が眠っている時しか出現できない。
ミソが事故にあった真相が明らかになる。幼いころ捨てられた母親に会いに行ったのに拒絶され、傷つき、事故にあってしまったのだ。
ミソの容態は回復することはない。拒絶した母親も病室に来て世話をすることになった。周りに迷惑をかけたくないミソの生霊は、ガンスに生命維持装置を外してほしいと懇願する。
ガンスの妻も、病状が悪化し、美しいままに死にたいとガンスが目を離したすきに自殺したのだった。妻に対する自責の念を捨てられないガンスは…どんどん妻とミソを同一視していく。
そして…ガンスはミソの願いを叶えてあげた。妻に対する謝罪とともに。ガンスの悲しみをいやすために現れたようなミソの生霊。。
このラストはちょっと悲しすぎるわね
できれば、ミソが回復して生きた肉体としてガンスと再会する…というラストシーンが見たかったかな~
ソンジュンさんも出てます!でも序盤の2シーンくらいだけ…そういう扱い?贅沢ね(^^♪そして…
ほぼほぼ悪役のユン・ジェムンさんも、子供のために生きる素敵な父親役ででてました。
それにしても…こういう悲しみに沈む姿、ナムギルさんいいわね!
ラスト…うう~んこれはこれでいいのかな~
ストーリーというより、画像とナムギルさんの演技と雰囲気を味わう映画かな。。
Fine..