チョン・ウソン×キム・ハヌルの映画で、前から気にはなってたんだけど、まぁありきたりな「記憶喪失」ものだろうな~と思ってスルーしてた!観る前のハードルが低かったせいもあるけど、思わぬ収穫の映画だったよ!
私を忘れないで(나를 잊지 말아요) 制作:2016年
主演:チョン・ウソン、キム・ハヌル
監督:イ・ジュンヨン
★★★★☆
冒頭と最後に同じシーンが配置されている、ウソン演じる主人公が記憶をなくした状態で派出所を訪れ、自分自身の捜索願いを出す。
つづいてウソン演じるソグォンは病院のベッドで目覚める。自分が誰かなど、過去10年の記憶を一切なくしていた。リハビリを続けながら、自分が弁護士だったことを知り職場に復帰する。そんな時…精神科の病院の待合室で、自分を観て涙を流す女性とであう。
「精神科だし…」と思いつつも気になる。故意なのかその女性が薬を忘れ、ソグォンが女性を探し届けようとする。こうして二人は出会い…
次の朝同じベッドにいた。
ここまでで、あれ?軽い女かな?精神障害かな?と疑問をもちつつも、もしやソグォンと親し女性だったのかも…と楽しい想像を巡らせる。
強引にソグォンの家で暮らし始めるジニョン。なんとなく住み慣れた家のように見える。
かすかな記憶の中の女性を探し当てたソグォンは、自分が誰なのかどういう関係なのか問い詰め…
その女性の友人であるジニョンとの結婚生活をついに思い出す。だけど…その記憶はとても辛いものだった!
二人のことを、ソグォンの周囲の人も知っていた。
ソグォンをそっとしておきたいジニョンは、二人で海外で暮らす計画を立てるが…
ソグォンはジニョンとの結婚生活と二人の子供がいたこと…そして自分のせいで子供が事故死したことを完全に思いだす!そして大きなショックを受ける。
あまりの真実に耐えきれなくなったソグォンは、再び記憶をすべてなくしてしまった。また元に戻ってしまったソグォン。
ふと部屋で見つけた、薬袋に書かれたジニョンの名前をみて、ふらっと派出所へ。「私はジニョンです…私を探してください。」と捜索願を出す。
知らせを受けたジニョンは…ソグォンを見つけた!
これからは忘れたことは、私が何でも教えてあげる…と抱きしめるジニョン。
素敵なエンディングだった もしソグォンが自殺しちゃったら、なんと後味の悪いことになるだろうと思ったけど。。良かった良かった!!
それにしても、やっぱりウソンさんはこういう役がいい!アクティブなおどけた感じの役柄が多いけど、やっぱり「消しゴム」とかこういう感じのラブストーリーが、すんごく似合う。
キム・ハヌルさん苦手だったけど、この映画は良かったわ。
タイトルとジャケット見たら、絶対手に取らないタイプの映画なんだけど、もう少しそういうあたり考えるといいのにね~本編の面白さをあまり引き出せてないと思った。