パラレルライフ
監督:クォン・ホヨン
キャスト:チ・ジニ、ハ・ジョンウ、パク・ビョンウン
製作年:2010年
原題:평행이론
★★★☆☆
チ・ジニさん主演なんだけど…
私にはやっぱり主演は、パク・ビョンウンさんだと思う!
韓国映画にはタイムパラドックスものが、本当に多いんだけど、これはもう少しひねってきましたね。
つまり…過去にある人物がたどった運命と、まったう同じ運命を自分がたどる…みたいな。。
原題を直訳すると「平行理論」なんだけど、平行宇宙と違うのなか?平行宇宙だと、ちょっとまた意味が違ってくるもんね。
あらすじは…
出世街道をひた走る裁判官と美人の妻、愛らしい娘。誰もがうらやむような家庭に起きた妻の殺害事件という悲劇。
犯人探しを始めた主人公ソクキョン(チ・ジニ)は、ほどなく、自分が30年前に同じ年齢で最年少の部長となった裁判官ハン・サンジュンと重なる人生を生きているのではないかと疑い出す。もし、そうだとすれば、自分と娘の命が危ない。単純に見えた犯人探しは30年前の事件の真相究明へと移行し、ソクヒョンは予見された死を防ぐために奔走する。(出展:ほっとコリア〉
パク・ビョンウンさんは、ほぼほぼ異常者とか殺人犯とかサイコを演じているんだけど、この映画では、主人公の部下。おお!珍しくまともな役じゃん。こういうのもいいね。と思っていたら…
やっぱり違った!(笑)
殺された貞淑な妻が、ビョンウンさん演じる部下と浮気していた。隠れ部屋まで用意して…しかも娘がそいつの娘だった!みたいな、主人公のソクヒョンにはあまりにもむごい現実があらわになっていく。
そして…なんと! ハ・ジョンウさんまで出てた!
なんて豪華なキャストなの?最後まで観ても、ハ・ジョンウさんだと気づかなかった。ハ・ジョンウさんが演じるチャン・スヨンは、検事のソクヒョンの判決に恨みをいだいていた。それで犯人と思われるんだけど…まったく路線が違ったわけね。じゃあスヨンは、ストーリーにどう関わってるの?と思いきや…
最後の最後に、平行理論を証明するように、ソクヒョンを殺害する。30年前に死んだ検事と同じ日に…
ってなわけで、モチーフは面白いんだけど、ちょっと作りがね~もうちょっと、作りようによっちゃすごい大作になりそうなのに…キャストも豪華だからちょっぴり惜しいかな。。